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ギックリ腰でお困りの方へ
ギックリ腰になると激痛で動けなくなりますよね。私も数年前に経験しました。
1日の業務が終わり、院内の清掃で掃除機をかけようとして前屈みでコードを引っ張ったときに「ズキッ」と腰に痛みが走り、そこからしばらく動けない…。痛くならないようにそーっとゆっくり動きだして「やばいな〜大丈夫かな」と体勢を変えようとすると、また「ズキッ」と痛みが走る…
こんな経験された方もいらっしゃるのではないでしょうか?
幸いなことに、私は自分で治療ができるので何とか動けるようになりましたが、その時は2週間くらい腰をかばって調子が悪かったです。
朝起き上がる、顔を洗う、靴下を履く、通勤で自転車に乗る、治療中に手技をするために前屈みになるなど、そのたびに「ウッ」と痛みが走り、本当にしんどかったです。いつもの2〜3倍は疲れてしまいますよね…
痛みと身体の疲労がしんどかったのはもちろんですが、そのせいで気づかないうちに精神的にイライラしてしまい、気持ちに余裕が持てなくなってしまいました。当時の受付スタッフに「院長、機嫌悪いんですか?」と気をつかわせて迷惑をかけてしまいました。あんなに痛くてしんどい思いは二度と味わいたくありません。
私は20年を越える臨床経験のなかで、様々な症例と患者さまのお悩みに向き合ってきました。その中にはギックリ腰の患者さまの治療も数多く経験しておりますのでご安心ください。もしこのページをご覧のあなたが、過去に同じようなつらいギックリ腰を経験した、もしくは今現在、ギックリ腰になってしまいお困りならお力になれると思いますので、ぜひ最後までお読みください。
ギックリ腰の原因
「ギックリ腰」はというのは一般的な呼び方で、医学的には「急性腰痛症」という急に起きた腰の痛みのことを言います。(ここでは一般的な呼び名、「ギックリ腰」と書かせていただきます)
ギックリ腰は、みなさん「重い物を持ち上げて強い負荷がかかった時に急に痛める」というイメージをお持ちかもしれません。
しかし、医学的知識と私自身のギックリ腰の経験から言えることは、1回や2回、負荷がかかったくらいではギックリ腰が起きることはなく、それまでのちょっとしたの負荷を蓄積することで徐々に筋肉が硬くなり、関節の動きが制限された状態になってしまい、やがてギックリ腰が起こる身体になる、ということです。
つまり「ズキッ」となった動作は、とどめの一撃というだけのこと。
実際に私がギックリ腰になった頃は、慢性的な疲労、睡眠不足もあり毎日身体がきつくて普段から腰痛もありました。ギックリ腰で来院される患者さんにお話をうかがっても、とほとんどの方が「もともと腰痛があって我慢してた」、「仕事が繁忙期で睡眠時間が少なく疲労がたまっていた」とおっしゃいます。
このように基礎的な身体の状態が悪くなっていると、普段のちょっとした動作や、咳をしたりクシャミしたりしたときにギックリ腰になってしまいます。
他にもギックリ腰になる方に多く共通している原因として、
- 一日中デスクワークで座りっぱなしで運動不足
- パソコン作業中に足を組んで座る
- パソコン作業中に足を開いて座る(ガニ股)
- 立っているときに体重を片方の足にかけてしまう
- 荷物を持つときに、いつも決まった方で持つ
- 職場環境が変わって、仕事での精神的ストレスを感じている
- お酒をよく飲み、夏には冷たいものを飲み過ぎてお腹の調子が悪い
など、普段からの身体の使い方や姿勢の崩れにより身体のバランスが歪んだ状態、さらに精神的ストレスや内臓疲労などがあります。これらに心当たりのある方は要注意です!
危険な急性腰痛もあります
ギックリ腰には先に書いた原因の他に、内科的な疾患が原因で起こるものがあり、場合によっては命に関わる危険もあります。危険信号とされる[レッドフラッグ]に一つでも当てはまる方は、必ず病院を受診して検査を受けてください。安全のために、問題がないことを確認してから整骨院や整体、鍼灸などの治療を受けてるようにしてください。
腰痛の[レッドフラッグ]
- 発症年齢が20歳未満または55歳以上
- 時間や活動性に関係なく起こる腰痛
- 胸部痛(胸の痛み)
- がん、ステロイド治療、HIV感染の既往
- 栄養不良
- 急な体重減少
- 広範囲に及ぶ神経症状
- 構築性脊柱変形
- 発熱
「ギックリ腰は安静第一」はまちがい?
ギックリ腰になると、
「痛いから家では横になっています」
「安静にしとかないと悪化してしまう」
「外出して痛くなったら不安なんで、家に籠もりがちです」
このような方が多いようです。
最新の腰痛に対する研究ではこのような論文結果が発表されています。
■急性腰痛患者186例を対象としたRCT(ランダム化比較試験)によると、安静臥床群、ストレッチ群、日常生活群のうち、最も早く回復したのは日常生活群で、最も回復が遅かったのは安静臥床群だった。腰痛に安静第一は間違い。むしろ回復を妨げる。
この論文結果まとめると
- ギックリ腰は安静にしすぎていると回復が遅れます
- ギックリ腰を早く治したかったら痛くない範囲で普段通りの生活をして動きましょう
ということです。
ギックリ腰でお悩みだった患者さんの声 〜治療体験〜
「もっと早く来ればよかったと思いました」
Q.どのような症状でお悩みで当院を受診されましたか?
腰痛(ぎっくり腰)
Q.実際に受診されてよかったことを書いてください
詳しく原因を説明してもらえたり改善するにはなど教えていただいたりした所。もっと早く来ればよかったと思いました。
当院のギックリ腰の治療
「局所」と「原因」の両方にアプローチ
当院では「局所の改善」と「原因の改善」を行います。
まずは痛みのある腰、お尻周辺のこり固まった筋肉の、柔軟性が低下した状態を改善します。強い刺激での治療は悪化する原因となりますので、「身体に負担がかからない、柔らかな刺激や動かし方」の整体手法を行うことで、脳からの防御反応が起きずに筋肉の緊張が緩んで血行が良くなり、背骨や関節が正しい位置に修正されて回復しやすい身体の状態をつくっていきます。
そして、局所に負担をかけることになった原因の改善として、身体の土台となる足底の重心や骨盤、背骨など骨格のバランスを修正する整体治療を行います。「局所」と「原因」の両方から治療を行うことで、症状の改善と回復力を高めて再発しにくい身体をつくります。
ギックリ腰の治療の主な流れ
1.問診
患者さまの身体、症状の状態だけではなく、その痛み、不調があることで我慢していること、以前はできていたのにできなくなったことなどのお困りのことや不安に感じていることなどを教えてください。問診で「なぜその症状が起きているのか?」「痛みの原因はどこにあるのか?」を探っていきます。
2.検査
3.説明
4.整体治療
あなたの身体の状態、症状に適した整体治療を行います。身体に負担の掛からない柔らかな刺激と動かし方で施術しますのでご安心下さい。
5.治療計画の説明、アドバイス
治療終了後、身体の状態の確認をして治療内容を説明します。次回まで安心して過ごせるように日常生活での注意事項、アドバイスをさせていただきます。
数回の治療で改善される方もあれば、身体の状態が安定するのに数ヶ月かかる方もいらっしゃいます。できるだけ早く改善されるように、患者さまにとって最良の治療計画を提案させていただきます。
最適な治療法を組み合わせます
ギックリ腰の症状は痛み、症状がでて炎症が起きている早期の場合と、数日経って炎症が治まっている場合とでは、治療方法が違います。
患者さまの症状や原因の改善に適した整体手法を組み合わせ、炎症や腫れが起きている場合には超音波療法や微弱電流治療も組み合わせて行います。
ギックリ腰でお困りの方は今すぐご予約を
「今朝、ギックリ腰になってしまった」「以前、ギックリ腰になったときみたいな痛みがある」など、ギックリ腰の痛みでお困りの方は今すぐお電話ください。
ギックリ腰は症状が起きてから早めの対応が大切です。ギックリ腰の症状を我慢して仕事や家事をすることで悪化してしまい、「朝起きようとしたら、痛くて起き上がれない」「身体が傾いて真っ直ぐ立てない」など、日常生活に支障をきたす方もいらっしゃいます。ギックリ腰の不快感だけでなく症状の原因から改善して、爽快な毎日を過ごせる身体になりたい方はお早めに治療を受けることをおすすめします。
当院ではギックリ腰が起きている「局所」の状態の確認と、症状を起こしている全身のバランスや歪みから「原因」を探るため、問診と検査に時間をかけてお困りのことや身体の現状を正確に確認し、治療をおこないます。
初めての方は1日3名様限定とさせていただきます
「痛みでつらく、身体がしんどいのに都合の良い日に予約が取れなかった」
「今すぐ治療を受けたいのに予約が取れない」
と、ならないために今すぐ予約をお取りください。
ご予約は受付時間内にお電話いただくか、便利なインターネット予約をご利用ください。
当日予約は電話のみでの受付です。翌日以降のご予約はインターネットからお取りいただけます。
(厚生労働省認定国家資格 柔道整復師 德重義雄 監修)